動画は、音声が小さめなので、ボリュームをアップして見てください。 医療者としての見解から、政府が指示した警戒区域の家畜殺処分を「安楽死」で実行することは体制上不可能であると判断します。 (私は保健師・助産師・看護師として、麻酔を使った手術にも関わっているし、人の死も沢山みてきています、息を引き取ったその瞬間に立ち会ったこともあります)。 根拠は、動画で述べています。 政府の指示、殺処分を実行させてはいけません! 安楽死は不可能です、このままでは動物達は惨殺されます。 政府は、苦痛を与えない方法(安楽死)による処分を指示していますが、その体制が整っていない場合には、安楽死は不可能で、動物達を苦しめる惨殺になります。 安楽死が不可能ならば、動物愛護法違反ですので、法律的にも不当であると主張することができます。 つまり家畜の数に見合った、安楽死をさせる事ができるだけの十分な量の薬品確保や経験ある獣医師等の人員確保ができない場合には、動物愛護法をたてに、その実行をさせないでおくことができると思います。 新庄動物病院で、ファーム・サンクチュアリの計画が立てられているようです。 安楽死の実行をさせないでおくような嘆願・陳情・意見をみなさんで行い、また家畜の所有者は立会いを認めないなら殺処分は受け入れられないと声をあげ、その時間に「ファーム・サンクチュアリの計画」をすすめていけると思います。 皆さん、殺処分の実行差し止めの声を上げましょう。 その間に、ファーム・サンクチュアリの計画など他の方法を推進して、最終的には殺処分決定を取り下げさせるのです。 そして同時に、今すぐ餌と水やりを認めるようにとの要請です、そうしなければ餓死してしまいます。 緊急災害時動物救援本部は、餌の確保にお金を出せないものなのでしょうか?! 警戒区域家畜殺処分の件については、福島県庁畜産課に問合わせをしています。 やりとりは、2011年5月13日の日記を読んでください。 >■5月15日追伸 政府は、殺処分の実行をまだ指示していません。 この間に、12日時点の生存家畜数1500頭は、餓死で減っていきます。 頭数が減れば、安楽死体制も整ってしまうかもしれません。 そうなると、この作戦は、通用しなくなってしまいます。 その為、動物達の餓死の阻止(餌・水やり)がすぐにでも必要です。 それとファーム・サンクチュアリ計画を早く推進すること。 15日の日記に書いた茨城等の受け入れ可能な場所への早期移動を求めること。 これらの対策を同時にしなくてはいけません。 ■参考:警戒区域内家畜数 警戒区域内家畜の飼育数(福島県調べ、テレビニュースより) 牛3000頭、豚30000頭(3万頭)、鶏600000羽(60万羽) ↓ 現在生存数(5月12日の新聞記事より) 牛1300頭、豚200頭、鶏0羽 相当数の家畜が亡くなった現状がわかります。 酷すぎます… ■嘆願・陳情・意見先 首相官邸 https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html 農林水産省 https://www.contact.maff.go.jp/voice/sogo.html 福島県庁畜産課 電話024-521-7364(原さんという男性職員が獣医師です) 福島県獣医師会(獣医師派遣の要請がなされるかもしれませんので)電話024-522-3921 動物救援に精力的に動いている議員 ・玉木雄一郎議員(民主党) メール pr@tamakinet.jp ・たかむら勉議員(民主党) メール info@takamura-five.com ※環境省(家畜ではなくペットはこちらです)https://www.env.go.jp/moemail/ ■参考:私がした農林水産省宛のメール 件名:警戒区域内の家畜殺処分実行のさしとめについて 12日警戒区域内の家畜殺処分が政府発表になりましたが、安楽死処分は不可能と考えます。 安楽死のためには、十分な麻酔薬や筋弛緩剤の量が必要です。 牛1300頭、豚200頭とされる数の家畜を全て、安楽死にするためには、相当数の薬が必要です。 また施行する家畜経験のある獣医師も相当数必要です。 私は医療者ですので、安楽死のための手順がよくわかります。 きちんとした薬と人員を確保し、きちんとした手技や観察のもとに一頭一頭行わなければ、安楽死ではなく、惨殺となります。 これは動物愛護法違反です。 動物達を苦しめないで安楽死させるだけの十分な体制が取れているのか、具体的なデータとともに情報公開してください(準備された薬品名と麻酔薬・筋弛緩剤それぞれについて、体重辺りの使用量の目安、確保した獣医師の数、1500頭をどの位の期間で行うのかなど)、そういったことを聞けば、それが安楽死可能な状況であるのか判断できます。 また、所有者には立会いを許可するようにしてください。 放射性物質の危険があるからダメという言い訳は通用しません。 薬品数は照会をかけている段階ですが、今現在情報が得られている獣医師の数だけみても、どう考えても、安楽死は不可能でしょう。 農林水産省は、この体制では安楽死は不可能ということで、政府に上申し、実行はやめてください。 また、今すぐ警戒区域内に生存している家畜に、餌や水を与える措置をするように、政府に申し入れを強く強くしてください。 餌、水を与えなければ、動物達は死んでしまいます。 見殺しにする気ですか?! 見殺しにするのであれば、日本がどれだけ残酷な国かといういことを海外メディアにも情報拡散します。 全て、時間がありません。 命は何よりも尊いのです。 今すぐ、動物達を救う方向での対策をとってください。 よろしくお願いします。 |
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タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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内 容 | ニックネーム/日時 |
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安楽死のブログ衝撃的 |
kona 2011/05/14 16:01 |
>konaさん |
mana☆ 2011/05/14 16:23 |
初めまして。ツイッターから来ました。 |
peace 2011/05/14 22:26 |
度々失礼いたしますm(__)m |
peace 2011/05/14 22:27 |
>peaceさん |
mana☆ 2011/05/14 23:44 |
例え安楽死が可能であっても、間違っています。 |
春 2011/05/15 00:36 |
>春さん |
mana☆ 2011/05/15 02:01 |
何度もすいません。 |
春 2011/05/15 02:09 |
わたしも、枝野官房長官の安易な発言に疑問を |
a 2011/05/15 02:14 |
>春さん |
mana☆ 2011/05/15 12:52 |
専門的な立場からの貴重なご意見と、勇気ある情報発信、ありがとうございます!「安楽死」の真偽について調べてほしいと、報道番組にメールしました。以下に報道番組への「意見」送信先を記載します。ぜひ、ご自身からも伝えてください。 |
ルナ 2011/05/15 15:06 |
専門家としての貴重な情報をどうもありがとうございます。 |
nolanola 2011/05/15 16:01 |
>ルナさん |
mana☆ 2011/05/15 16:55 |
57歳英語科教師です。大阪府立渋谷高校で英語を教えています。担任をしています。力の限り動物たちを助けたいと思っています。 |
沼田慶子 2011/05/15 17:00 |
>nolanolaさん |
mana☆ 2011/05/15 17:03 |
>沼田慶子さん |
mana☆ 2011/05/15 17:05 |
たびたび失礼します。 |
ルナ 2011/05/15 18:20 |
>ルナさん |
mana☆ 2011/05/15 23:03 |
こんばんは!! |
vivian 2011/05/16 03:10 |
はじめまして。お友達がブログで拡散してくれていて、manaさんのメッセージを拝聴いたしました。勇気ある行動に、敬服いたします。 |
mrs.molen 2011/05/17 06:36 |
>vivianさん |
mana☆ 2011/05/17 18:54 |
>mrs.molenさん |
mana☆ 2011/05/17 19:09 |
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